夢拾い日記

夢拾いしながら感じたこと、思いついたことを綴っています。

2024/0716 キリム教室と行列のできるラーメン屋

今日はキリム教室。先日完成した大きなキリムを見せびらかしに。笑

 

さっそく先生に写真を撮っていただいたので、よかったら見てください。教室はトルコの雑貨も置いているお店の一角でやってるので、やっぱり雰囲気が違いますね。ここで、このキリムとのツーショットを撮りたかったので、木枠はそのままにしてあったのです。じつは。

 

木枠から外した後、どうするかも先生と相談してきたので、ボチボチ最後の仕上げをしよう。釘から外して、端を結んでフリンジに。表面の毛羽立ちをバーナーで焼いて、水洗いして、干したら完成です。もう少し見せびらかしたら、やりますよー!

 

どうでもいいですが、フリンジと入力したら「不倫時」と変換されましたよ。どのタイミングで使うんや、この言葉。「今日はこのあと不倫時です」とか「この大事な不倫時に何してるんや」みたいな。使い方がようわからん。笑

 

帰りに教室のお友達とラーメン屋に。以前に一度行ったことのある、行列のできる人気店なのですが、外に待ってたのは一組とお友達だけ。こりゃ早く入れそう、と思って車を停めてお店へ。が、どうやら呼び鈴システム(順番が来たらアラームが鳴る)になったようで、じつは10組待ちだったという…。みんな車の中で待っていたのでありました。ちょっと騙された気分。

 

店内はそれほど広くなくて、10席ちょっと。これで10組はなかなか厳しいぞということで、帰りの時間も考えて、今日は食べずに帰ることに。不食の直帰。またの機会に。

 

帰り道に思ったのは、昔のラーメン屋ってこんなに並んでたかなぁと。そもそも並んで食べるのがそんなに好きじゃないというか、並んでしまうと期待ばかりが膨らんで、ようやく食べたときに美味しくても「ああ、こんなもんか」ってなりやすい。「あんなに並んだのに」と、つい辛口評価になってしまうから、極力並ばないようにしてる。

 

こんなだから、並んで食べた記憶がほとんどないのかも知れないけど、最近はどこの飲食店も並んでる気がする。もしくは予約してないと入れない、みたいな。ふらーっと入って「なかなか美味しいやん!」みたいな、ガチャガチャ的楽しみが減ってる。

 

食べログみたいなレビュー全盛の時代ゆえに、食べる前にもうある程度の安全が確保されているというか、評価の高い美味しいお店にしか行かないようになってますよね。だから先のガチャガチャ的な、ある種のギャンブルは必要ないわけです。失敗がない、リスクが小さい。

 

ぼくもレビューを見て選ぶことが多いので、その恩恵に預かってるわけですが、これも良いことばかりじゃないような気がしてて。レビューの多い評価の高い店にお客が集まるとなると、そこは待つことが必然となるわけで。行列必至。お客が多いので、さらにレビューは増えて、またそれを見てやってくる。どんどん混む。お店としては悪循環なわけです。

 

で、たとえば近くにラーメン屋があっても、そこのレビューが少ないもしくは評価がイマイチであれば、鞍替えしてそこに行くようなお客は少ない。昔だったら「並ぶくらいならあそこのお店試しに入ってみよう」みたいな、チャレンジがあったはずだけど、レビューが見れる今日では、あらかじめリスクを回避できてしまう。

 

リスクとは言ってるものの、その少ないレビューの低評価もあくまで「その人の評価」であって、その人の口には合わないけど自分には美味しい、そんな可能性は残されてる。でも試さなければそれも分からないまま、長くなる行列に並び続けるのみ。レビューで分かったつもりになっての「食わず嫌い」が増えてるように思います。自分も含めて。

 

行列店とそうじゃないお店の差が大きくなると、かたやヒマなお店は潰れていくし、それでさらにお客が増えた行列店は限界を迎える。パフォーマンスが下がるか、もしくは営業日、営業時間を絞ってくる。後者の場合、さらに入るのは困難になる。

 

でも、周りにあったそこそこのお店はもう無くなってるから、もう行くところがない。なんてことが日本全国、至るところで起きてるように見える。肌で感じてる。行列店か、チェーン店かの二択。

 

これは飲食店に限ったことでもなくて、商品でも一緒。Amazonで買うにしても、星が多くてレビューの良いものを選んでるから、ほかのを試す機会がなくなってきてるのを自分でも感じる。みんなが同じものを使うようになって、他の選択肢が淘汰される。そうやって大きな企業に一極集中する怖さもある。

 

難しいことはさておき。いつもレビューを参考にするんじゃなくて、たまにはフィーリングでふらっと入ってみる、ジャケ買いしてみるのも、面白いんじゃないかなと。そうやって自分に合ったものを見つける、新しいものとの出会いも大切にしていきたいなと思うわけです。

 

意識的にやらないとレビューに流されやすい、そんな時代だからこそ。そのほかの選択肢を残すためにも。

………

 

写真は、キリムとのツーショット。作ってる最中はとても大きく感じたけど、完成してみると案外小さい。

 

できたことが、自分にとってなんでもないように感じることが、じつは成長してる証なのかも知れない。